手編みのニット帽は棒針編みで編むことが多いですが減らし目がある帽子も輪針で編むのが便利です。
帽子を編むときにおすすめの輪針のコードの長さの選び方と編み方を紹介します。
ニット帽を輪針で編む一番のメリットは試着ができることだと思います。
私は4本棒針での輪編みに挫折したのでこの編み方に出会って助かりました。
手編みのニット帽・帽子を編むときの輪針のコードの長さの選び方と編み方
帽子を輪針で編むならコードの長さは100cmがおすすめです!
輪針のデメリットとしてよく挙げられるのが減らし目ができないということですがマジックループという編み方をするとこのデメリットは解消されます。
マジックループとは小さな輪をそれよりも長い輪針で編む手法のことです。
本来であれば、例えば52cmの輪を輪針で編む時には50cmまたは40cmの長さのコードを選びます。
輪針のコードの長さの選び方は同じ経の筒を編むなら円周よりも少し小さい輪針を使うと編みやすいからです。
ですがこの方法だと帽子のような減らし目のあるものは途中で円周が輪針の長さよりも小さくなってしまうので最後まで同じ編み針で編むことができません。
それを解決するのがマジックループです。
まずはマジックループの動画を紹介します。
このように編み目の途中のコードを出して輪(ループ)状にしておくことで長い輪針で小さな輪を編むことができます。
帽子のトップの減らし目で輪の円周が小さくなってもそれをループ部分で吸収できるので最後まで同じ長さの輪針を使って編むことができ4本棒針に切り替える必要がありません。
そしてコードの長さに余裕があるので試しにサイズ確認で試着をしてみるなんてことも可能です。
私は大人用の帽子を編む時には100cmの輪針で編むのが一番このコードの輪の部分の取り回しが楽だと思うので100cmをお勧めしますが80cmや120cmでも大丈夫です。
60cmだと編地の外に出る輪の部分が小さすぎて取り回しが難しいので少し余裕のある長さを選びましょう。